「警察官になりたいけれど、身長が低いから合格できるだろうか……」「体力検査は背が高い人の方が有利かもしれない」
そんな不安を抱えて、夢への一歩を踏み出せずにいるということはないでしょうか。
かつての警察官採用試験では、身長や体重に厳格な数値基準があり、それを1ミリでも下回れば「足切り」される時代がありました。しかし時代は変わり、現在の警察組織はその姿を大きく変えています。
現在、警視庁をはじめとする多くの自治体で身長制限が撤廃、あるいは大幅に緩和されています。今の警察が求めているのは「体格の良さ」ではなく、多様化する犯罪に立ち向かえる「実力と熱意」なのです。
安齋この記事では、身長制限に関する最新データから、体格に不安があっても合格を勝ち取るための具体的な対策まで徹底解説します!
警察官の身長制限は「廃止・緩和」がスタンダードに
警察官の採用試験で、かつては「男性160cm、女性155cm」といった基準が一般的でしたが、現在はその壁が崩れつつあります。
身長制限があったのは、体格が良い方が犯人制圧の際に腕の長さなどで優位になることや、警備などに立つ警察官が大柄であることで犯罪の抑止力になると考えられていたからです。
しかし、時代の変化と共に警察官の任務も多様化する中で、幅広い人材を確保しようと身長制限は緩和される方向にあります。
多くの自治体で「数値基準」が廃止
警察官の採用試験について2026年度の募集要項を見ると、多くの警察本部で身体要件から具体的な身長・体重の数値が削除されています。
「身体が頑健であること」「職務遂行に支障がないこと」といった抽象的な表現に変わっており、背が低いからという理由だけで門前払いされるケースは激減しています。



体重の基準を男性48kg、女性45kg以上などと設けている自治体もありましたが、それも廃止の方向にあります。
なぜ身長制限がなくなったのか?
警察官の採用試験で身長制限が廃止されつつある背景には、警察が直面している3つの課題があります。
- 多様な人材の確保: サイバー犯罪や経済事犯、国際捜査など、体格よりも専門知識や語学力が重視される現場が増えているため。
- 応募者減少への危機感: 少子高齢化の中で、一般企業と若手人材の獲得競争が激化しており、優秀な資質を持つ受験生を「身長」という変えられない要素で排除するのは組織にとって大きな損失のため。
- 科学的な評価への移行: 「背が高い=強い」という固定観念ではなく、実際の体力試験の数値や適性検査の結果で判断する仕組みへシフトしたため。



自分は小柄だからといって不安になる必要は全くありません。小柄な人の方が地域住民が相談しやすいなど、武器になる現場もありますよ!
主要自治体における警察官採用の身長制限
警察官の採用の身長制限は、主要都市の都道府県警察では廃止の傾向にありますが、自治体によって募集要項は異なります。以下の表を参考にしながら、実際に自分が受験する自治体の最新の募集要項を確認しましょう。
| 自治体 | 身長基準の状況 | 合否判定について |
|---|---|---|
| 警視庁(東京) | 完全に廃止 | 数値による合否判定はなし。職務遂行能力を重視。 |
| 大阪府警 | 完全に廃止 | 身体要件から項目自体を削除済み。 |
| 神奈川県警 | 完全に廃止 | 2020年代に基準を撤廃。多様な人材を確保する方針。 |
| 愛知県警 | おおむね160cm以上 | 「おおむね」のため、数センチの不足で不合格にはならない。 |
| 埼玉県警 | 完全に廃止 | 身長・体重の制限を撤廃し、体力試験を重視。 |
| 福岡県警 | 緩和して継続 | 基準はあるが、他県に合わせ緩和傾向。握力基準も緩和。 |



まだ「おおむね何cm以上」という表現が残っている自治体はありますが、数センチ足りなくても筆記、体力、面接の総合評価で合格することは十分可能です!
女性も身長制限が撤廃され採用枠は拡大方向
警察官の採用試験では近年、女性警察官の採用枠が大幅に拡大しており、それに伴い、女性の身体要件(身長・体重)も見直されています。
かつて女性警察官の身長制限は「155cm以上」が一般的でした。しかし、現在は男性同様に身長制限を撤廃する自治体が増えており、基準を残している自治体でも「おおむね150cm以上」というように、柔軟に運用する傾向が強まっています。
女性警察官が求められる現場は、必ずしも「腕力」が必要な場所ばかりではありません。DV・性犯罪被害者への対応や、地域住民との防犯活動など、親しみやすさやきめ細やかな対応が求められる場面で、女性の力が必要とされているのです。



警察庁が「女性警察官の割合を10%程度まで引き上げる」という目標を掲げているので、女性の採用増加は全国的な傾向です。
身長に不安がある人が合格を勝ち取るための「3つの戦略」
警察官の採用試験で身長制限が緩和されつつある今、より「中身」が重視されています。
小柄であるからといって、採用試験で不利になるということはありません。体格の不安を払拭し、試験官に「この人を採用したい」と思わせるための3つのステップを解説します。
戦略①:筆記試験で「高得点」をマークする
身長や体力に不安がある人の場合、筆記試験で高得点をマークすることで「知的な実務能力」があるという点で、他の受験生と差をつけることが可能です。
- 事務処理能力の証明: 警察官の仕事の半分以上は「書類作成」です。筆記試験で高得点を取ることは、複雑な法律を理解し、迅速に正確な書類を作る能力を示すことにつながります。
- 専門枠としての期待: 近年の警察は、サイバー犯罪や国際犯罪に対応できる「頭脳」を求めています。筆記(教養やSPI)で上位に食い込めば、そうした専門分野の候補人材として検討されることもあるでしょう。



筆記試験は教養かSPIで、どちらかを選択できる自治体も増えています。
戦略②:体力試験の数値と「武道のスキル」でアピールする
体力試験では身長が他の人より低くても、「小柄だが、誰よりも動ける」ことを実技の数値と実績で証明することが可能です。
- 体力試験の最大化: シャトルラン、腕立て伏せ、反復横跳びなどで、平均を大きく上回る数値を目指しましょう。「職務遂行に支障がない」ことを疑わせない実績を作ることができます。
- 武道(柔道・剣道など)の段位: 柔道や剣道は警察官になってからも日頃の訓練で取り組みます。段位があれば「体格差を技術で埋められる」という客観的な証明になります。



体力試験はぶっつけ本番ではなく、事前に種目を調べて練習することが怪我のリスク軽減のためにもおすすめです!
戦略③:面接対策で「小柄だからこその強み」を語る
警察官の採用試験は人物重視の傾向が強まっており、面接試験の重要度も高まっています。
身長に不安がある場合は、面接官から「身長や体格に不安はないか?」と聞かれることを想定し、ポジティブに変換して伝えることが重要です。
- 威圧感のなさを武器に: 地域住民、特に子どもや高齢者に対して目線を合わせ、安心感を与える対応ができるという点は、今の地域警察が最も求めているものであり、アピールポイントになり得ます。
- 論理的な回答: 不安要素を指摘された際、知的分野か体力的な分野か、自分の強みを警察の職務でどのように活かせるのかを、論理的かつ自分にしかないエピソードを交えて語れるように準備しましょう。



身長という外見だけではなく、今ある自分の武器をどう仕事に活かすか。この視点こそが合格を引き寄せる最大の鍵になります!
身体検査当日の流れと注意点
警察官の採用試験の身体検査は、一次試験(筆記)合格後の二次試験で行われるのが一般的です。
注意点として、募集要項に「試験開始時刻に遅れた者は、理由の如何を問わず受験を認めない」という記載がある自治体では、遅刻すると即不合格となってしまうことが挙げられます。余裕を持って会場に到着するようにしましょう。
- 身長・体重測定: 自動計測器などで測定。数値そのもので合否を決めるのではなく、健康状態の確認が主目的です。
- 視力・聴力検査: 警察官は車両運転や無線対応が必須のため、一定の基準(メガネやコンタクトレンズ使用の矯正視力1.0以上など)があります。
- 四肢の機能検査: 屈伸や関節の動きを確認し、職務遂行に支障がないかをチェックします。



時間を守るというのは警察の規律につながる部分とも言えます。遅刻で即不合格は厳しいですが、公共交通機関の遅れなども考慮して早めの行動を心がけてください。
警察官を目指すなら「警志塾」で学ぶのがおすすめ
警察官になるという夢を叶えるためには、身体検査の不安を解消するだけでなく、筆記・体力・面接のすべてで高い評価を得る必要があります。
身長制限は緩和されつつあるものの、難易度が高い「警察官採用試験」に合格しなければなりません。
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