警察官の社会人採用の全体像がわかる! 試験の仕組みや対策のポイントを解説

「子どもの頃に憧れた警察官の夢を今からでも叶えられるだろうか……」

「今の仕事で培ったスキルを、もっと直接的に社会のために役立てたい」

社会人としてキャリアを積む中で、このような思いを持つ方もいるのではないでしょうか。以前の警察官の採用では新卒や若手が中心というイメージが強かったかもしれません。

しかし時代は変わり、一般企業でも転職が活発になる中、全国の警察本部では「社会人採用」の枠が大きく広がっています。

安齋

この記事では警察官の社会人採用の全体像を解説します。「30代でも転職はできる?」といった不安を解消し、警察官への一歩を踏み出すために一緒に進めていきましょう!

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目次

社会人から警察官になれる?「社会人採用」の仕組み

警察官になるルートは新卒だけではありません。現在は、民間企業等での実務経験を持つ人材を「即戦力」として迎えるための専用ルートが確立されています

警察官採用試験の種類: 「大卒程度(A区分)」と「社会人枠」の違い

社会人が警察官の採用試験を受験する場合、主に以下の2つの選択肢があります。

  • 一般採用(A区分・B区分など):
    20代〜30代前半であれば、社会人でも一般枠で受験可能です。採用予定数が最も多く、門戸が広いのが特徴です。新卒の受験生と同じ条件で試験に臨むことになります。
  • 社会人採用(キャリア・経験者枠):
    特定の勤務経験を持つ人を対象とした、社会人専用の選考枠です。最大の特徴は、公務員特有の難しい筆記試験の代わりに、民間企業で広く採用されている適性検査のSPIで受験できる自治体が増えている点です。
安齋

B区分というのは高校、短大、専門学校の卒業生が対象です。

年齢制限: 多くの自治体で30歳〜35歳前後まで受験可能

かつては警察官の採用試験は30歳未満という制限を設けている自治体が多く、「警察官になれるのは20代まで」という考えが一般的でしたが、それはもう過去の話です。

現在、多くの都道府県警では一般枠の年齢制限を「30歳〜35歳未満」程度にまで引き上げています。さらに、警視庁や愛知県警のように社会人枠で「60歳前後」まで年齢の幅を広げている自治体もあります。

安齋

大卒や社会人に加えて、B区分も同様に年齢制限は引き上げられる傾向にあります。

職務経験:「民間企業等での職務経験が5年以上」などの条件

社会人専用の枠で受ける場合、多くの自治体で「直近10年間のうち、通算5年以上」といった実務経験が求められます

一つの会社に5年である必要はなく、複数の会社での期間を合算できるケースがほとんどです。また、営業、IT、事務、製造など、前職の業種は問われません。大切なのは、どのような経験を積み、警察でどう活かせるかという点です。

安齋

「30代だから難しいかも」と思っても、一般枠の年齢制限そのものが緩和されているので受験可能な自治体はあります。諦める前に、まずは自分が住んでいる地域の募集要項をチェックしてみましょう!

社会人採用(中途)で警察官になるメリット・デメリット

「今のキャリアを変えて、警察官になる価値はあるのか?」

転職を検討する際、気になるのがこの点ですよね。社会人から警察官を目指す場合、特有のメリットと、覚悟しておくべきデメリットがあります

メリット:前職の経験は「武器」にも「給与」にもなる

社会人としての実務経験は警察官になるうえでの武器になり得ます。さらに給与面でも新卒と比較して待遇が良くなる点も魅力です。

  • 社会人としてのマナーや交渉力が現場で活きる
    警察官の仕事の多くは「対人」です。営業職で培った交渉力や、接客業で磨いたコミュニケーション能力は、地域住民とのトラブル対応や事情聴取の場面で活かせる力として評価されます。
  • 初任給が高くなる「経験年数加算」
    社会人採用の大きな魅力は、前職の給与実績が考慮される点です。民間企業での勤務期間が「経験年数」として基本給に上乗せされるため、新卒者よりも高い給与水準からスタートできるケースがほとんどです。
安齋

社会人採用の場合、正確な給与は前職の在職証明書を提出した後にわかりますが、警視庁の採用サイトのように年収例を公表している自治体もありますよ!

デメリット:環境の変化への適応力が問われる

警察官は24時間制の交代勤務の部署もあるなど、一般企業とは働き方が大きく異なるため、転職する場合は環境の変化に早く適応することが大事になります。

  • 警察学校(全寮制)での厳しい共同生活
    採用後、まずは警察学校に入校します。規律の厳しい寮生活、スマートフォンの使用制限、早朝からの訓練など、自由な社会人生活から一変する環境に最初は戸惑うかもしれません。
  • 年下の「先輩」から指導を受ける環境
    警察は厳格な階級社会です。現場に出れば、先に警察官として働いている20代前半の若手の先輩から指導を受けるケースがあります。プライドにこだわらず、ゼロから学ぶ謙虚さが求められます。
安齋

警察学校のスマホや髪型の制限については、現在警察庁でも見直しが進められている最中なので今後緩和される可能性があります。

警察官の社会人採用の試験内容

警察官の社会人採用試験の内容は、大きく分けて「1次試験(筆記・適性)」と「2次試験(面接・身体・体力)」で構成されます。

1次試験:教養試験(筆記)、論文試験、適性検査

社会人採用の場合、自治体によっては公務員特有の教養試験ではなく、民間企業で一般的なSPI3を導入しているところが増えています。

論文試験では、「これまでの社会人経験を警察実務にどう活かすか」「信頼される警察官とは」といった、経験や倫理観を問うような実践的なテーマが出題される傾向にあります。

安齋

論文は他の自治体で出題されたものと似たテーマが出ることもあるので、事前の対策が大切です。

2次試験:口述試験(面接)、身体検査、体力測定

2次試験で大きな比重を占めるのは面接です。社会人としての経験や警察官の適性が厳しくチェックされます。

体力測定では、腕立て伏せやバーピーテスト、シャトルランなどが行われますが、アスリート並みの体力が必要というわけではありません。職務を遂行できる健康な体であることを証明することが重要です。

安齋

運動部出身だからと自信があっても、社会人採用で急に体を動かすと肉離れなどのリスクがあるので、何回か練習して臨むようにしましょう!

主な都道府県警の社会人採用の募集要項一覧表

警察官の採用基準は、大きな転換期を迎えています。若手を一から育てることに加えて、社会で培った経験を重視する傾向が強まり、年齢制限が大幅に引き上げられています

以下に、主要な都道府県警の2026年度(令和8年度)における社会人採用の最新状況をまとめました。

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警察本部採用枠の名称受験可能な年齢必要な職務経験試験の特徴
警視庁(東京)社会人採用選考23歳以上60歳未満大卒2年以上 / 高卒6年以上などSPI3導入。教養試験廃止で働きながら合格可能。
大阪府警社会人等採用試験26歳以上49歳まで特になし(学歴・職歴不問)1次試験はSPI3のみ。人物重視の選考。
愛知県警職務経験者採用25歳以上61歳まで民間企業等で3年以上IT関連やマネジメント経験など、即戦力を期待。
神奈川県警キャリア活用採用35歳未満民間等で5年以上専門捜査官(サイバー・外事等)への道も。
静岡県警社会人選考40歳まで民間等で5年以上2026年度より上限を5歳引き上げ。門戸拡大中。
福岡県警社会人経験者35歳以下特になし教養試験をSPI3へ変更。握力基準も緩和。
一覧表をチェックする際の3つの注意点
  • 年齢の起算日に注意
    多くの自治体で「試験年度の翌年4月1日時点での年齢」を基準にします。例えば「35歳まで」という募集の場合、「4月1日に36歳になっていないこと」が条件です。「平成〇年4月2日以降に生まれた者」といった具体的な生年月日の記載を必ず確認しましょう。
  • 「一般枠」と「社会人枠」の併願
    30〜35歳までの方であれば、採用数の多い「一般枠」と、経験を重視する「社会人枠」の両方を受験できるケースがあります。チャンスを広げるために併願も検討してみましょう。
  • 職務経験のカウント方法
    「5年以上」などの条件がある場合、複数の会社での期間を合算できることがほとんどです。ただし、1社での継続期間が「半年以上」や「1年以上」必要といった細かいルールがあるため、募集要項の注釈までしっかり読み込むことが大切です。
安齋

年齢や職務経験のカウントで不明点がある場合は、事前に電話やメールで問い合わせて基準を満たしているか確認しましょう!

社会人が警察官採用試験に合格するための対策ポイント

社会人が警察官の採用試験合格を目指す場合、試験対策を勧める際のキーワードは「効率」です。

働きながら限られた時間の中で、効果的な対策をして合格に近づくための3つのポイントをまとめます。

  • 筆記試験:重点分野を絞った効率的な学習
  • 面接対策:「なぜ警察官なのか?」という転職理由を重視
  • 体力試験:働きながらトレーニングを継続する

筆記試験:重点分野を絞った効率的な学習

筆記試験で教養試験が課される場合、範囲が膨大すぎて社会人が時間をかけて全てを網羅するのは難しいです。

そのため、配点の高い知能分野を重点的に対策するのが得策です。算数や数学の「数的処理」は解いていくうちにスピードも上がっていきます。1年以内の時事問題もよく出題されるので、押さえておきたい部分です。

SPI方式の場合は、市販の対策本を1冊繰り返し解くことで問題の傾向やスピード感に慣れることが重要です。

安齋

社会人の方は通勤時間を勉強時間にあてるなど、時間を有効活用したいですね!

面接対策:「なぜ警察官なのか?」という転職理由を重視

警察官の社会人採用試験で面接官が最も知りたいのは、「なぜ今の仕事を辞めて警察官になりたいのか」ということです。面接官は、応募者に警察で活かせるスキルがあるかどうかを見極めています。

今の仕事が合わないからといったネガティブな志望理由は避けた方が良いです。それよりも、自身の経験に基づいて具体的に前職で培ったスキルを警察の業務で活かしたいとポジティブに変換して伝えましょう。

安齋

面接はぶっつけ本番だと緊張で話せないこともあるので、模擬面接で受け答えの準備をしてから臨むのがおすすめです。

体力試験:働きながらトレーニングを継続する

社会人の場合、体力試験に向けて仕事と並行してトレーニングを継続することが大切です。

ジムに通って本格的にトレーニングする時間がないということもあるでしょう。仕事後に体を動かすのが難しい場合は、通勤時に階段を使ったり、週末に近くの公園でシャトルランの練習をしたりして、日常の中に少しずつ試験種目を取り入れることが大切です。

怪我をしないよう、3ヶ月から半年くらいかけて徐々に体を慣らしていくのが合格につながります。

安齋

社会人が急に運動能力が上がることはありません。毎日少しずつ、継続することで動ける体を作っていくことが大事ですよ!

社会人が警察官を目指す時によくある疑問

社会人から警察官を目指そうと思ってもわからないことは多いですよね。

多くの人が抱きやすい疑問をまとめます。

Q. 運動神経に自信がなくても大丈夫?

A. 問題ありません。

スポーツ選手のような身体能力は求められていません。警察学校での訓練についていける健康状態と、日々の努力でカバーできる範囲の体力があれば、合格は十分に可能です。

Q. 職歴にブランクがあっても不利にならない?

A. 理由を明確に説明できれば大丈夫です。

転職活動による一時的なブランクや、正当な理由のある離職であれば、それだけで不合格になることはありません。スキルアップのために資格取得の勉強をしていたなど、面接ではっきり理由を伝えられるように準備しましょう。

Q. 身辺調査は社会人にもある?

A. はい、必ず行われます。

社会人の場合、これまでの職歴や金銭トラブル(多額の借金など)もチェックの対象となります。隠さずに正直に申告することが、信頼を得るための第一歩です。

安齋

借金といっても、住宅ローンや奨学金などの計画的な返済であれば全く問題ないので安心してくださいね!

警察官を目指すなら「警志塾」で学ぶのがおすすめ

警察官の採用試験では、社会人を積極的に採用する流れがあり、チャンスが広がっています

ただ、採用されるためには筆記試験や体力試験などの難関を突破しなければなりません。

「30代で間に合う?」「職務経歴について聞かれたらどう答えればいい?」と不安な方は、警察官採用試験に特化した「警志塾」で学ぶのが合格への最短ルートです。

警志塾は、警視庁をメインに警察官採用試験合格を目指す予備校で、警察学校の教官経験者や警視庁OBが講師を務めています。

志望動機の作成や筆記試験対策、オンライン模擬面接なども行っており、効果的に対策することができます。

安齋

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