「警察官の試験は倍率が高くて、勉強が苦手な自分には無理かもしれない……」
「一次試験まであと少しで何を準備すればいいのだろう」
試験を前にしてそんな不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
かつての警察官採用試験は、倍率が10倍を超えるケースもあり、筆記試験で高得点を取らなければ合格できない狭き門でした。しかし、時代は変わり、一次試験の合格率が上がっている現在は警察官になるチャンスと言えます。
安齋特に2026年5月10日は、多くの自治体で一次試験が行われる「決戦の日」です。この記事では、合格率のデータから当日の流れまで、合格を掴むための対策を網羅して解説します!
警察官一次試験の合格率は上昇傾向
現在の警察官採用試験において、一次試験の倍率は1.5倍〜2.5倍程度、つまり合格率は約40%〜70%という比較的高い水準で推移しています。
以前のような筆記試験で受験生を絞るという選考スタイルから、現在は「一次試験でなるべく多くの人を通過させ、二次試験の人物評価(面接)でじっくり適性を見る」というスタイルへ、全国の警察本部がシフトしているためです。
なぜ一次試験を通過しやすくなっているのか?
警察官の採用試験で一次試験を通過しやすくなっているのは、警察が直面している切実な背景があるからです。少子高齢化や時代の変化への対応が求められているのです。
- 採用枠の拡大と受験者数の減少: 少子高齢化により若年層の人口が減る一方で、治安維持のための人員確保は急務。そのため、筆記試験での門前払いを減らし、門戸を広げているのです。
- 人物重視の選考への転換: 警察官に必要とされるのは、机上の知識よりも「正義感」や「コミュニケーション能力」です。二次試験の面接の重要度が高まり、一次試験は最低限の事務処理能力の確認という位置付けに変化しています。
- 試験方式の多様化: 従来の難しい「教養試験」だけでなく、民間企業併願者でも受けやすい「SPI3方式」を導入する自治体が増えています。



勉強が苦手だからと諦めることはありません。基礎をしっかり固めれば十分に合格圏内に入ることができます!
自治体別の一次試験の合格率・倍率データ一覧
警察官の採用試験で主な都道府県警察の過去のデータに基づいた一次試験の倍率と合格率を算出しました。
| 自治体 | 一次倍率(目安) | 一次合格率 | 2026年度の傾向や予想 |
|---|---|---|---|
| 警視庁(東京) | 1.2〜1.4倍 | 約70〜80% | 圧倒的に通りやすい。人物重視の典型。 |
| 大阪府警 | 1.5〜1.8倍 | 約55〜65% | 年3回の試験。SPI方式の選択も可能。 |
| 神奈川県警 | 1.6〜2.0倍 | 約50〜60% | 身体基準撤廃により受験者が増える傾向にあるが、合格者も増。 |
| 愛知県警 | 1.8〜2.2倍 | 約45〜55% | 基礎学力をしっかり見る。 |
| 静岡県警 | 2.0〜2.5倍 | 約40〜50% | 2026年から経験者枠が拡大。一次通過の幅も広がっている。 |



警視庁の一次倍率が1.3倍前後ということは、10人受けて7〜8人が受かる計算です。油断は大敵ですが自信を持って臨んでください。
一次試験の概要と当日の流れ
2026年(令和8年)は多くの自治体で5月10日(日)に一次試験が実施されます。当日の試験内容とスケジュールを確認しておきましょう。
一次試験で行われる主な内容
警察官の採用試験の一次試験は自治体により異なりますが、一般的には以下のメニューを行います。1日がかりなので休憩を挟みながらうまく集中のスイッチを入れることが大事です。
- 筆記試験: 教養試験は30問〜50問の択一式。数的処理、文章理解、社会、理科など。SPIを採用している自治体もある。
- 論(作)文試験: 与えられたテーマに対して800〜1200字程度で執筆。
- 適性検査: 性格診断やクレペリン検査など。



筆記試験で教養試験かSPIのどちらを受験するか、申込時に選択できる自治体も増えています。
一次試験当日のタイムスケジュール(例)
一次試験当日のタイムスケジュール例を紹介します。紙の受験票や採用のマイページに記載されているので、内容をしっかり確認しましょう。
- 09:00 〜 09:30: 集合・受付(会場には余裕を持って30分前には着きましょう)
- 10:00 〜 12:00: 教養試験(120分)
- 12:00 〜 13:00: 昼休憩(会場周辺は混雑するため、弁当持参がおすすめ)
- 13:00 〜 14:30: 論文・作文試験(60分〜90分)
- 14:40 〜 16:00: 適性検査
- 16:00 〜 17:00: 終了・解散(※自治体により体力検査を同日に行う場合もあります)



当日の昼休みは、午後の論文に備えて頭を休めることが大事です。リラックスして過ごしましょう。
一次試験の「合格ライン(ボーダー)」は何点?
警察官の採用試験で、受験生が最も気になるのは一次試験で「何点取れば受かるのか?」という合格ラインではないでしょうか。
必ずしも高得点を取る必要はありません。おおよその目安について解説するので、事前の対策の参考にしてください。
教養試験の正答率は5〜6割が目標
警察官の教養試験では、4割〜5割(50問中20点〜25点)取れれば、多くの自治体で一次突破の可能性が高まります。
- 安全圏: 6割(30点)。これだけ取れれば、論文に大きなミスがない限りほぼ合格です。
- 合格圏: 5割(25点)。現在の低倍率下では、このラインが現実的な目標になります。
- ギリギリ: 3.5割〜4割。自治体やその年の難易度によっては、通過することがあります。



SPIの場合は速く正確に問題を解くことが求められ、一次試験突破のために目指す正答率は6〜7割となります。
「足切り(基準点)」に注意
警察官の採用試験には「足切り」が存在します。たとえ教養試験が満点でも、以下の場合は即不合格となってしまうので気をつけてください。
- 論文が白紙、または文字数が極端に少ない。
- 適性検査で「警察官として著しく不適当」と判定される。



適性検査は極端に偏った回答がない限り「著しく不適当」とはなりませんが、模試などでどのような質問がされるか把握しておくことがおすすめです。
一次試験を突破するための「3つの戦略」
警察官採用の一次試験について、効率重視の3つの攻略法を解説します。
試験直前でも諦めず、ギリギリまで粘って対策することで解けた1、2問が合否を分けることもあります。
戦略①:数的処理と文章理解だけで5割を目指す
一次試験で実施される教養試験の中で出題数が多いのが「数的処理」と「文章理解(現代文・英文)」です。
この2分野だけで全体の約半分を占める自治体が多く、ここを集中対策するだけで合格ラインに届きます。理科や歴史など範囲が広すぎる科目は、頻出分野に絞るか思い切って捨てる勇気も必要です。



文章理解についても英語が苦手で現代文の方が得点が取れそうな場合、時間がなかったら無理して英語の対策をするより確実に取れる国語対策をする方が効果的です。
戦略②:SPI3方式の自治体を積極的に受験する
一次試験について、公務員特有の教養試験が苦手と感じるようであれば、民間企業で使われるSPI3で受験するという手段があります。
警視庁や多くの県警でSPI方式が選べるようになっています。事務処理能力で勝負できるため、暗記が必要な勉強時間を大幅に短縮できます。



まずは地元や本命で受験する自治体の試験内容を確認しましょう。苦手な方式の場合は、近隣などで自分が得意とする方式を実施している自治体を併願する選択肢もあります。
戦略③:論文の型を丸暗記する
警察官採用の一次試験で、論文は合否の鍵を握るため、対策が欠かせません。
論文で名文を書く必要はありません。文章を書くのが苦手という人でも、結論、理由、具体例、結論または抱負といった型を身につければ、スムーズに書けるようになります。
論文のテーマは「信頼される警察官であるために必要なことは」「困難に直面した時にどう乗り越えたか」など、警察としての倫理観や、課題解決力を問うテーマが出題されることが多いです。



論文のテーマは、他の自治体で出題されたものと似たテーマが翌年度に出ることがあるので、過去問をチェックしましょう!
警察官を目指すなら「警志塾」で学ぶのが最短ルート
警察官の採用試験で、一次試験の合格率は上昇傾向にあり、以前よりも通過しやすくなっていると言えます。
そのため、直前まで対策をして1問でも多く解ける問題を増やすことが大切です。
しかし、一次を通過してもその先には、より配点の高い「二次試験(面接)」という最大の山場が待っています。
「一次試験に向けて、最後の追い込みをどうすればいい?」「早めに面接の準備を始めたい」と悩んでいる方は、警察官採用試験に特化した「警志塾」で対策をするのがおすすめです。
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