今年度の警視庁警察官・採用試験の倍率はどのくらいになるのか。
本記事の執筆時点では、具体的な数字はまだ出ておりません。
ですが直近の採用試験にける倍率の推移を分析することで、今年度の倍率を推測することが可能です。
そこで本記事では、警視庁が公式に発表している採用予定人員1,450名の内訳と、直近3年の受験者数・最終合格者数・倍率の推移を紹介します。
あわせて令和7年度から導入された教養試験方式とSPI3方式の倍率差も解説するので、来年度の受験を考えている方は参考にしてください。
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令和8年度の警視庁倍率はまだ確定していない
繰り返しになりますが、令和8年度の倍率はまだ出ていません。
倍率は、採用予定人員を受験者数で割った数字ではありません。
倍率は、受験者数を最終合格者数で割って決まります。
最終合格者が確定するのは二次試験がすべて終わったあとです。
つまり令和8年度の受験者全体の動きが固まらないと、倍率という数字自体が存在しないのです。
こちらの記事では警視庁採用試験全体の流れを解説しています。
倍率が試験後に事後的に算出される数字である点は、制度上どの試験でも共通です。
第2回の一次試験は9月6日(日)に実施されました。
この後の一次結果・最終結果の通知時期は後半の章で扱います(合格発表の記事も参考にしてください)。
ここで押さえておきたいのは、この記事が扱うのは予想ではなく事実だという一点です。



令和8年度の採用予定人員1,450名の内訳
令和8年度の警視庁の採用予定人員は、合計1,450名です。
これは区分・性別・方式ごとに内訳が決まっています。
4区分すべてで、教養試験方式とSPI3方式の採用予定人数が分けて示されています。
どの区分でもSPI3方式が全体の4割前後を占めており、方式の選択が採用枠の大きさに直結します。
なお採用予定人員は「これから何人採る予定か」という数字であり、後述する最終合格者数とは別の性質を持ちます。
この違いは次の章以降で改めて確認しましょう。
前倒し試験を扱った記事も、区分・方式を検討する際の参考になります。



直近3年の受験者数・最終合格者数・倍率の推移
区分ごとに、R5(令和5年度)からR7(令和7年度)までの受験者数・最終合格者数・倍率を並べます。
どの区分も、R5からR7にかけて倍率は下がる傾向で推移しています。
ただしR7の数値は、教養試験方式とSPI3方式を合算した値です。
方式ごとの違いは次の章で分けて見ていきます。
受かりやすい都道府県を比較した記事では、警視庁以外との比較もしているので、区分選びの材料にしてください。



令和7年度は教養試験方式とSPI3方式で倍率が違う
令和7年度からSPI3方式が新設されました。
R5・R6は教養試験方式のみで実施されていたため、方式別の比較はR7からしかできません。
いずれの区分も、SPI3方式の倍率が教養試験方式より高く出ています。
教養試験・SPI3それぞれの出題内容は一次試験攻略ガイドで確認できます。
教養試験とSPI3のどちらを選ぶべきかを扱った記事で、方式選びの判断基準を詳しく解説した内容です。
方式を選べる区分の人は、目先の倍率だけでなく自分の得意分野との相性も含めて検討してください。



数字から読み取れること/読み取れないこと
ここまでの数字から読み取れることと、読み取れないことを整理します。
まず読み取れるのは、直近3年でどの区分も倍率が緩やかに下がってきたという事実です。
一方で読み取れないのは、令和8年度の倍率そのものです。
先述の通り、令和8年度の受験者数はまだ確定していません。
また、採用予定人員1,450名と最終合格者数は別物である点も重要です。
実際R7では、区分によって最終合格者数が採用予定人員の内訳を上回るケースも出ています。
つまり、採用予定人員を受験者数で割った値を倍率と呼ぶのは誤りです。
公式データが示すのはあくまで過去の実績であり、令和8年度の結果を保証するものではありません。



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区分・方式別に見る、いま取るべき動き方
ここからは、いま何をすべきかを2パターンに分けて整理します。
第2回を受け終えた人がいま出来ること
第2回の一次試験は9月6日(日)に実施されました。
一次試験の結果は一次試験終了後おおむね2週間後に通知される見込みです。
採用サイトにも合格者の受験番号が掲載されます。
一次を通過すると、二次試験(面接・身体検査・体力検査・適性検査)に進む流れです。
最終結果は二次試験終了後おおむね70日後に通知されます。
結果を待つ間は、これまでの推移データを踏まえて二次対策を進めておくと安心です。
合格発表の時期と流れをまとめた記事で、一次・最終それぞれの動き方を確認してください。
来年度の受験を検討している人がいま始めること
来年度に第1回(前倒し試験を含む)を検討している人は、まず区分と方式を決めることから始めます。
男性Ⅰ類は教養試験方式とSPI3方式のどちらかを選べます。
この記事で見た通り、方式ごとに倍率も採用予定人数の配分も違うのです。
自分の得意分野が筆記型かSPI型かを早めに見極めておくと、その後の学習計画が立てやすくなります。
区分・方式が決まったら、直近3年の推移を踏まえて、どの程度の対策期間が必要かを逆算してください。



まとめ
令和8年度の警視庁倍率は、受験者数が確定するまで算出できません。
この記事で予想の数字を出さなかったのはそのためです。
公式に分かっているのは、採用予定人員1,450名の内訳と、直近3年の受験者数・最終合格者数・倍率の推移です。
あわせて、令和7年度の方式別倍率も公式数値として押さえておきましょう。
採用予定人員と最終合格者数は別物なので、混同しないよう注意しましょう。
自分の区分・方式の過去の動きを事実として押さえた上で、二次対策や来年度の準備を進めてください。



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