警視庁採用試験の倍率【2026年】令和8年度第2回は未公表|過去3年・SPI3実績

令和8年度の警視庁倍率はどうなる?採用予定1,450名と過去3年の実績から元警察官が読み解く

警視庁の令和8年度(2026年度)第2回採用試験の最終倍率は、2026年9月20日時点で未公表です。9月6日の一次試験結果は9月15日に発表されましたが、一次合格者数と採用予定人員だけで最終倍率は計算できません。

警視庁が公表する合格倍率は、受験者数を最終合格者数で割った値です。現時点で参照できる公式の確定実績は令和7年度まで。この記事では令和8年度の採用予定1,450人と過去3年の実績を区別し、教養試験・SPI3方式別に読み解きます。

一次合格者は警視庁の令和8年度第2回・一次合格者発表で確認できます。合否の正式な通知や二次試験の案内は本人向け通知をご確認ください。

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警察官になるまでの全体像(受験資格・試験内容・日程・勉強法)は、こちらのハブ記事にまとめています。

目次

令和8年度第2回の最終倍率は未公表|一次結果は発表済み

警視庁の採用サイトの合格倍率欄は、令和7年度・6年度・5年度の確定実績を掲載しています。令和8年度第2回の最終合格倍率はまだ掲載されていません。

倍率は受験者数 ÷ 最終合格者数で見ます。採用予定人員1,450人は最終合格者数ではないため、それを分母にして令和8年度の倍率と呼ぶことはできません。

令和8年度第2回の一次試験は9月6日に実施され、一次合格者の受験番号が9月15日に公表済みです。ただし、この段階で分かるのは一次結果であり、最終倍率ではありません。

こちらの記事では警視庁採用試験全体の流れを解説しています。

令和8年度の警視庁倍率はまだ確定していない あわせて読みたい 令和8年度・令和9年度前倒しの警視庁警察官採用試験を警視庁OBが解説

第2回の二次試験は、男性が9月26日・10月3日・4日、女性が9月27日・10月10日・11日のいずれかで、受験者ごとに指定されます。最終結果は二次試験終了後に通知されるため、今年度の倍率が確定するのはその後です。

結果確認の手順は警視庁採用試験の合格発表ガイドも参照してください。

令和8年度の採用予定人員1,450名の内訳

令和8年度の警視庁の採用予定人員は、合計1,450名です。

これは区分・性別・方式ごとに内訳が決まっています。

区分教養試験方式SPI3方式計
男性Ⅰ類430名290名720名
男性Ⅲ類180名120名300名
女性Ⅰ類180名120名300名
女性Ⅲ類80名50名130名
合計870名580名1,450名
出典:警視庁採用サイト

4区分すべてで、教養試験方式とSPI3方式の採用予定人数が分けて示されています。

区分ごとに教養試験方式とSPI3方式の採用予定数は異なります。ただし予定数だけで方式別の合格しやすさは決まりません。

なお、男性教養試験方式の欄に含まれる共同試験予定95人(Ⅰ類56人・Ⅲ類39人)は1,450人の内数です。別に95人を加算しません。採用予定人員は最終合格者数とも異なります。

この違いは次の章以降で改めて確認しましょう。

前倒し試験を扱った記事も、区分・方式を検討する際の参考になります。

令和8年度の採用予定人員1,450名の内訳 あわせて読みたい 警視庁の前倒し試験【2027年】1月10日実施|申込・受験資格・通常試験との違い

採用予定人員はあくまで「これから採る予定の人数」です。最終合格者数とは別の数字である点を、この先も意識しておきましょう。

直近3年の受験者数・最終合格者数・倍率の推移

区分ごとに、R5(令和5年度)からR7(令和7年度)までの受験者数・最終合格者数・倍率を並べます。

区分年度受験者数最終合格者数倍率
男性Ⅰ類令和5年度4,978名824名6.0倍
令和6年度4,196名1,128名3.7倍
令和7年度3,889名1,235名3.1倍
男性Ⅲ類令和5年度2,173名272名8.0倍
令和6年度1,960名358名5.5倍
令和7年度2,370名680名3.5倍
女性Ⅰ類令和5年度1,737名304名5.7倍
令和6年度1,469名388名3.8倍
令和7年度1,531名547名2.8倍
女性Ⅲ類令和5年度815名136名6.0倍
令和6年度716名162名4.4倍
令和7年度896名263名3.4倍
出典:警視庁採用サイト

どの区分も、R5からR7にかけて倍率は下がる傾向で推移しています。

ただし、R7の表中の受験者数・最終合格者数は、警視庁公表の教養試験方式とSPI3方式を当サイトで足し合わせた値です。倍率は合計した受験者数を合計した最終合格者数で割り、小数第1位に丸めています。R5・R6はSPI3方式の実施前なので、方式構成の違うR7と単純に難易度を比較できません。

方式ごとの違いは次の章で分けて見ていきます。

受かりやすい都道府県を比較した記事では、警視庁以外との比較もしているので、区分選びの材料にしてください。

直近3年の受験者数・最終合格者数・倍率の推移 あわせて読みたい 警察官に受かりやすい県は?【2026年】倍率の見方と志望先の選び方

どの区分も倍率は下がる傾向ですが、R7の数字は方式合算値です。次の章で方式ごとの違いを見ていきましょう。

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令和7年度は教養試験方式とSPI3方式で倍率が違う

令和7年度からSPI3方式が新設されました。

R5・R6は教養試験方式のみで実施されていたため、方式別の比較はR7からしかできません。

区分教養試験方式SPI3方式
男性Ⅰ類3.0倍4.0倍
男性Ⅲ類3.4倍5.6倍
女性Ⅰ類2.7倍3.5倍
女性Ⅲ類3.4倍3.3倍
出典:警視庁採用サイト

男性Ⅰ類・男性Ⅲ類・女性Ⅰ類ではSPI3方式の倍率が教養試験方式より高い一方、女性Ⅲ類はSPI3方式3.3倍、教養試験方式3.4倍です。「SPI3方式は必ず高倍率」とは言えません。

教養試験・SPI3それぞれの出題内容は一次試験攻略ガイドで確認できます。

令和7年度は教養試験方式とSPI3方式で倍率が違う あわせて読みたい 警視庁の一次試験【2026年度】内容・倍率・合格ラインを公式資料で解説

教養試験とSPI3のどちらを選ぶべきかを扱った記事で、方式選びの判断基準を詳しく解説した内容です。

令和7年度は教養試験方式とSPI3方式で倍率が違う あわせて読みたい 警視庁の教養試験とSPI3はどっち?出題形式・選び方【2026】

方式を選べる区分の人は、目先の倍率だけでなく自分の得意分野との相性も含めて検討してください。

同じ区分でも方式によって倍率は変わりますが、女性Ⅲ類のように差が小さい区分もあります。数字だけで決めず、自分に合う方式かどうかも一緒に考えてくださいね。

数字から読み取れること/読み取れないこと

ここまでの数字から読み取れることと、読み取れないことを整理します。

まず読み取れるのは、表に示した区分別の過去実績ではR5からR7にかけて倍率が下がったことです。ただしR7からSPI3方式が加わっており、同条件の年度比較ではありません。

一方で読み取れないのは、令和8年度の倍率そのものです。

令和8年度第2回は一次合格者が公表されましたが、最終合格者数と最終倍率はまだ公表されていません。

また、採用予定人員1,450名と最終合格者数は別物である点も重要です。

実際R7では、区分によって最終合格者数が採用予定人員の内訳を上回るケースも出ています。

つまり、採用予定人員を受験者数で割った値を倍率と呼ぶのは誤りです。

公式データが示すのはあくまで過去の実績であり、令和8年度の結果を保証するものではありません。

過去の数字は事実として押さえつつ、令和8年度がそのまま同じになるとは限りません。自分の状況に合わせて対策を考えていきましょう。

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区分・方式別に見る、いま取るべき動き方

ここからは、いま何をすべきかを2パターンに分けて整理します。

第2回の一次結果を確認した人がいま出来ること

令和8年度第2回の一次試験は9月6日に実施され、一次合格者は9月15日に警視庁採用サイトで発表済みです。合否や二次試験の指定日・携行品は、警視庁の合格者発表ページと本人宛の通知で確認してください。

二次試験は面接・身体検査・体力検査・適性検査です。男性は9月26日、10月3日・4日、女性は9月27日、10月10日・11日のうち、指定された1日を受けます。最終結果は警視庁の案内では二次試験終了後おおむね70日後に通知されます。

最終倍率はまだ分かりません。一次に合格した方は過去の倍率を気にし続けるより、指定された二次試験の準備を進めましょう。

合格発表の時期と流れをまとめた記事で、一次・最終それぞれの動き方を確認してください。

あわせて読みたい 警視庁採用試験の合格発表はいつ?一次・最終の結果発表とやることリスト

来年度の受験を検討している人がいま始めること

令和9年度(2027年度)の「第1回・前倒し試験」は2027年1月10日がⅠ類の一次試験で、SPI3方式のみです。採用予定は男性400人程度、女性180人程度で、令和8年度の1,450人とは年度・対象範囲が異なります。申込期間は2026年11月2日〜27日。3月頃の通常の第1回試験はSPI3または教養試験を選べる予定です。警視庁の令和9年度試験案内で最新情報を確認してください。

通常の第1回試験では、男性Ⅰ類を含む対象区分の受験者が教養試験方式とSPI3方式のどちらかを選べます。前倒し試験には当てはまりません。

上の方式別倍率は令和7年度の過去実績であり、令和9年度の前倒し試験の倍率を示すものではありません。

自分の得意分野が筆記型かSPI型かを早めに見極めておくと、その後の学習計画が立てやすくなります。

区分・方式が決まったら、試験日と科目から準備時間を逆算しましょう。過去倍率だけで必要な学習期間や合格可能性を断定することはできません。

受け終えた人も来年組も、まずは自分の区分・方式の推移を知ることが最初の一歩です。

▼あわせて読みたい関連記事

よくある質問

令和8年度(2026年度)の警視庁倍率は発表されましたか?

2026年9月20日時点で、第2回の最終倍率は未公表です。警視庁の合格倍率欄に掲載されている確定実績は令和7年度までです。

令和8年度第2回の一次合格発表はいつでしたか?

2026年9月15日に警視庁採用サイトで合格者の受験番号が公開されました。一次結果と最終合格倍率は別の情報です。

採用予定1,450人を使って倍率を計算できますか?

できません。1,450人は令和8年度全体の採用予定数で、最終合格者数ではありません。警視庁が公表する倍率は受験者数を最終合格者数で割った値です。

教養試験とSPI3はどちらが受かりやすいですか?

令和7年度の区分別倍率は警視庁が公表していますが、区分によって大小関係が異なります。過去の倍率だけで令和8・9年度の合格しやすさを断定せず、受験できる方式と自分の得意分野を確認してください。

まとめ

令和8年度第2回の最終倍率は未公表ですが、一次合格者は2026年9月15日に発表済みです。「まだ発表されていない」のは最終倍率であり、一次結果ではありません。

警視庁が公表している令和8年度の採用予定は1,450人。これは最終合格者数ではなく、令和7年度までの確定倍率や令和9年度の前倒し試験の予定人数とも区別が必要です。

今年の予測値を作るより、警視庁の一次合格者発表、採用試験案内・過去倍率、令和9年度前倒し試験案内を、受験する年度・方式に合わせて確認してください。

安齋 海社(警志塾 講師/元警視庁警察官)

この記事の監修者

安齋 海社警志塾 講師/元警視庁警察官

2015年に警視庁警察学校へ入校し、卒業後は三田警察署に配属。2018年から警視庁警備部機動隊に所属し、2020年に退職。現在は警視庁採用試験に特化したオンライン予備校「警志塾」で、面接対策を中心に受験指導を行っています。記事は警視庁・警察庁の公式発表をもとに作成し、制度変更にあわせて更新しています。

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