【2026年最新】警視庁の体力試験対策まとめ|種目・持ち物・合格基準の考え方を解説

警視庁の体力試験対策まとめ|種目・持ち物・合格基準の考え方を解説

警視庁の体力試験(公式名称は「体力検査」)は何をするのか、何回できれば合格なのか。まず、公式情報で確認できることと、まだ公表されていないことを分けておきましょう。

令和8年度の警視庁採用案内では、体力検査は第2次試験の科目で、種目は腕立て伏せ・バーピーテスト・上体起こし・反復横跳びの4つです。種目は変更される場合があります。一方、種目別の配点・合格回数・足切りの数値・男女別の数値基準は公表されていません。警視庁の令和8年度採用案内と、自分に届く受験案内を最新の根拠として確認してください。

この記事では、4種目それぞれのやり方・フォームのコツ・練習メニュー、当日の持ち物までをまとめます。種目のやり方や回数の目安は、警視庁OBである講師の経験と受験者の報告に基づく目安で、警視庁が公表した基準ではありません。他県警の点数表も紹介しますが、あくまで他県警の参考値として見てください。

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目次

警視庁の体力試験概要

警視庁の体力試験概要

令和8年度の警視庁採用案内には、第2次試験として面接試験・身体検査・体力検査・適性検査が示されています。第2次試験日は受験者ごとに指定されるため、集合時間や進行は自分の受験案内を確認しましょう。

確認したいこと令和8年度の警視庁公式情報
体力検査の種目腕立て伏せ・バーピーテスト・上体起こし・反復横跳び(変更される場合あり)
合格回数・配点・足切り公開案内に数値の記載なし
受験当日の服装・携行品自分に届く案内を優先して確認
出典:警視庁「採用案内(警察官)」令和8年度

二次試験全体の流れや面接対策は、警視庁の二次試験ガイド、面接試験の解説もご覧ください。このページでは体力検査の準備に絞ります。

配点

警視庁は、体力検査の配点や総合評価に占める割合を公表していません。そこで参考になるのが、配点を公表している他の県警です。受験案内で体力検査の配点を確認できる県警を一覧にしました。

都道府県体力検査総合得点割合
青森県警40点335点11.9%
秋田県警100点600点16.7%
群馬県警200点1,130点17.7%
埼玉県警200点(身体検査を含む)705点28.4%
長野県警100点1,100点(二次試験の合計)9.1%
富山県警20点410点4.9%
石川県警80点1500点5.3%
京都府警40点250点(一次試験の合計)16.0%
島根県警90点1000点9.0%
広島県警20点200点10.0%
徳島県警50点300点16.7%
愛媛県警16点176点9.1%
宮崎県警40点400点10.0%
他県警の参考値(警視庁の基準ではありません)。長野県警と京都府警は一次試験の得点を最終合格の判定に持ち越さない方式のため、体力検査を含む段階の合計点に対する割合です。群馬・長野・京都・広島は令和8年度の受験案内の値。出典:青森県警/秋田県警/群馬県警/埼玉県警/長野県警/富山県警/石川県警/京都府警/島根県警/広島県警/徳島県警/愛媛県警/宮崎県警の各受験案内

体力検査の割合は、多くの県警で総合得点の5〜18%程度です。面接や論作文に比べると小さく、警察官採用試験全体の傾向として「体力で大きく差をつける試験ではない」と言えます。

ただし、これは他県警の数字です。警視庁も同じ割合だとは言い切れませんし、割合が小さくても、極端に回数が少なければ評価に響く可能性があります。「4種目とも人並みにこなせる」状態をまず作り、残りの時間を面接対策に回すのが現実的な配分です。

倍率

体力検査だけの合格率や不合格者数は、警視庁からは公表されていません。二次試験の雰囲気をつかむ材料として、二次試験の受験者数を公表している神奈川県警の結果を紹介します。

年度・区分2次受験者最終合格者倍率
令和7年度 警察官B(男性)853名395名2.2倍
令和7年度 警察官B(女性)293名173名1.7倍
令和6年度 警察官B(男性)883名345名2.6倍
令和6年度 警察官B(女性)284名126名2.3倍
他県警の参考値(警視庁の数値ではありません)。各年度の第1回・第2回の合計。倍率は受験者数÷最終合格者数で算出。出典:神奈川県警察「警察官採用試験実施結果について」

神奈川県警では、二次試験に進んだ人のおよそ2人に1人が最終合格しています。二次試験には面接や身体検査も含まれるので、体力検査だけで何人が落ちたかまでは分かりません。「一次に受かったから大丈夫」ではなく、二次も準備した人が受かる試験だと考えてください。

合格基準

「腕立て伏せは何回できればいいですか」は、いちばん多い質問です。警視庁は回数の基準を公表していないので、「何回で合格」とは言えません。そのうえで、受験生には次の状態を練習のゴールにするよう伝えています。

  • 腕立て伏せ:2秒に1回のテンポで、姿勢を崩さず30回
  • バーピーテスト:30秒間、最後までペースを落とさずに動き続けられる
  • 上体起こし:足の補助なしで30秒間、止まらずに続けられる
  • 反復横跳び:新体力テストの方式(20秒間)で、左右の線を確実に越えながらテンポを保てる

どの種目も、姿勢が崩れた回は数えてもらえません。数えてもらえない30回より、正確な20回のほうが記録として残ります。回数を追う前に、まずフォームを固めてください。

記録の目安がほしい人は、文部科学省の新体力テストの得点表で、上体起こしと反復横跳びの自分の年齢の平均を確認してみましょう。同年代の平均を安定して超えていることが、練習のひとつの目安になります(警視庁が示した基準ではありません)。

最初の1週間でやることは、4種目を本番と同じ条件で測って記録することです。回数と、どこで姿勢が崩れたかをメモしておけば、どの種目に時間を使うべきかがはっきりします。

合格基準 あわせて読みたい 【2026年最新】警視庁の二次試験対策ガイド|面接・体力検査・身体検査・当日の流れを解説

警視庁の体力試験内容と対策法

警視庁の体力試験内容と対策法

警視庁の体力試験で実施される種目は、以下の4つです。

警視庁の体力試験で実施される種目

ここからは、種目ごとのやり方・フォームのコツ・練習メニューを紹介します。本番の細かな実施方法は、受験案内と当日の試験官の説明に従ってください。

腕立て伏せ

上半身の筋力と筋持久力を見る種目です。警視庁の腕立て伏せは、自分のペースではなく試験官の号令に合わせて行います。号令に遅れたり、姿勢が崩れたりした時点で終了です。

フォームのコツ

  • 手は肩幅よりやや広め、指先は正面に向ける
  • 頭からかかとまで一直線。腰を落とさない、お尻を上げない
  • 胸が床に近づくまでしっかり下ろし、肘を伸ばしきって戻す
  • 下ろすときに吸い、押し上げるときに吐く

練習メニュー

  • メトロノームアプリで2秒に1回のテンポを刻み、テンポどおりに限界まで行う
  • 1分休んで、合計3セット。週に4〜5日
  • 10回続かない人は、膝つきで同じテンポから始め、20回できたら通常の姿勢に切り替える
  • 目安は「2秒に1回のテンポで30回」。届いたら、下ろした位置で1秒止める負荷を足す

佐賀県警察が公開している動画で、号令に合わせた腕立て伏せのイメージがつかめます(他県警の動画です。細かなルールは警視庁の当日の説明に従ってください)。

バーピーテスト

全身の持久力と敏捷性を見る種目です。受験者の報告では制限時間は30秒で、各自のペースで行います。警察官採用試験のバーピーテストは、一般的なバーピージャンプと違って最後の跳躍がありません。

1回の動き

  1. 直立の姿勢から、しゃがんで両手を床につく
  2. 両足をそろえて後ろに伸ばし、腕立て伏せの姿勢になる
  3. 両足を手の近くまで引き戻す
  4. 立ち上がって直立の姿勢に戻る(ここで1回)

フォームのコツ

  • 足を伸ばしたとき、体を一直線にする。腰が落ちた回は数えてもらえない
  • 最後は膝と背筋を伸ばして、きちんと立つ。中腰のまま次に入らない
  • 手をつく位置を足のすぐ前に決めておくと、引き戻しが速くなる

練習メニュー

  • 30秒全力→90秒休憩を3〜4セット。週に3日
  • 最初の1週間は回数を数えず、動きを4つに区切って形を固める
  • 息が上がって後半に失速する人は、20〜30分のジョギングか、20秒全力+10秒休憩を8本繰り返すインターバル走を週2回足す

上体起こし

腹筋の筋持久力を見る種目で、受験者の報告では制限時間は30秒です。学校の体力テストと違い、足を押さえる補助者がつかず、1人で行ったという報告が多い種目です。補助なしだと回数が大きく落ちるので、必ず本番と同じ条件で練習してください。

フォームのコツ

  • 膝を90度に曲げ、両腕は胸の前で組む
  • 背中(肩甲骨)を床につけた状態から、両肘が太ももにつくまで起き上がる
  • 反動や腕の振りを使わない。かかとで床を押さえる意識を持つと足が浮きにくい
  • 起き上がるときに息を吐く

練習メニュー

  • 補助なしで30秒計測→1分休憩を3セット。週に4〜5日
  • 足が浮いてしまう人は、レッグレイズ10回×3セットとプランク30秒×3セットで下腹部と体幹を先に鍛える
  • 体をひねりながら起き上がるツイストクランチを加えると、腹斜筋も使えて後半の失速が減る
  • 腰に痛みが出たら中止し、プランク中心に切り替える

反復横跳び

敏捷性を見る種目です。文部科学省の新体力テストと同じ方式で行われたという報告が多く、新体力テストの方式では1m間隔の3本線・20秒間で行います。中央の線をまたいで立ち、右→中央→左→中央とサイドステップを繰り返し、線を越すか踏むごとに1回と数えます。

フォームのコツ

  • 腰を落として重心を低く保つ。上に跳ねると、そのぶん遅くなる
  • 外側の足で床を横に蹴って切り返す。上体は正面に向けたまま左右に振らない
  • 左右の線は「確実に踏む」。届いていないステップは数えてもらえない
  • 歩幅とテンポを一定に保つ。後半に慌てて大きく動くと線を外しやすい

練習メニュー

  • 床にテープで1m間隔の線を3本引き、20秒計測→1分休憩を3〜5セット。週に3日
  • スマートフォンで足元を撮影し、線に届いているかを確認する
  • 切り返しが遅い人は、サイドランジ左右10回×3セットで内ももとお尻を鍛える
  • 滑りにくい室内用シューズで練習する。本番が裸足の可能性もあるので、裸足でも数回試しておく

警視庁の体力検査に必要な持ち物

警視庁の体力検査に必要な持ち物

二次試験は、面接と体力検査が同じ日に行われます。スーツで会場へ行き、体力検査のときだけ運動着に着替えるのが基本です。持ち物は第2次試験の案内に書かれた指定が最優先。そのうえで、次のものを準備しておけば安心です。

警視庁の体力試験での持ち物
  • トレーニングウェア
  • ジャージ
  • 靴下
  • 室内用シューズ
  • タオル
  • 飲料
  • 替えのインナー
  • 受験票や通知書類
  • 筆記用具

体力検査が先か面接が先かは、当日のグループによって変わります。汗をかいた後に面接が回ってくることもあるので、替えのインナー・靴下とタオルは必ず入れておきましょう。会場が武道場なら裸足、体育館なら室内用シューズが必要です。案内に指定がない場合は、シューズも持っていくのが無難です。

会場内では飲み物や食べ物を買えないと考えて、昼食と飲料は持参してください。前日のうちに、案内の次の3点をもう一度確認しておきましょう。

  • 通知書面の「持参するもの」「服装」を確認する
  • 運動着・靴の指定があるか確認する
  • 面接や検査の順序を決めつけず、集合時刻に余裕を持つ

体力試験でおすすめの対策法

体力試験でおすすめの対策法

体力検査の対策は、現在地を測る→苦手種目に時間を寄せる→本番と同じ条件で仕上げる、の順に進めます。試験までの残り期間ごとの進め方は次のとおりです。

時期やること
初日4種目を本番と同じ条件で計測し、回数と姿勢が崩れた場面を記録する
〜試験1週間前苦手な2種目を週4〜5日、残り2種目を週2〜3日。1日15〜20分で十分
試験1週間前全種目を通しで計測。回数よりフォームの最終確認
試験2〜3日前軽く動かす程度にとどめ、疲労と筋肉痛を抜く

苦手種目を中心に対策する

体力検査では4種目すべてを受けます。得意な種目をさらに伸ばすより、苦手な種目を人並みに引き上げるほうが、全体の評価は安定します。1種目だけ極端にできないと、「準備してこなかった」という印象にもつながりかねません。

最初の計測でいちばん苦しかった2種目を「重点種目」に決め、練習時間の6〜7割をそこに使ってください。筋持久力は2〜3週間続ければ、はっきり数字に表れます。

本番と同じ計測方法で練習する

腕立て伏せは号令に合わせる、バーピーは跳躍なし、上体起こしは補助なし、反復横跳びは新体力テストの方式なら20秒。同じ種目名でも、自己流の練習と本番の条件とでは、きつさがまったく違います。自分のペースなら40回できる腕立て伏せが、2秒に1回の号令だと25回で止まる、ということは珍しくありません。

練習の段階から、タイマーとメトロノームを使って本番の条件を再現してください。計測方法の細部は年度や会場で変わることがあるので、当日は試験官の説明をよく聞き、分からないことはその場で確認しましょう。追い込みすぎて当日に疲れや痛みを残さないよう、休養日も計画に入れておきます。

面接試験と並行して準備する

第2次試験には面接試験もあります。体力の練習だけに時間を使い切らず、志望動機・経験の整理や回答練習も進めましょう。面接試験の詳細では質問への備え方を説明しています。

警志塾では警視庁の二次試験対策について相談できます。今の運動習慣と受験時期を整理したい方は、公式LINEから無料相談をご利用ください。

警視庁の体力試験に関するよくある質問

警視庁の体力試験に関するよくある質問

警視庁の体力試験に関するよくある質問をまとめたので、気になる方は参考にしてください。

体力試験に足切りはある?

警視庁の令和8年度公開案内には、種目別の足切り点や合格回数の数値は記載されていません。足切りの有無・数値を断定せず、4種目を準備して受験案内を確認してください。

男女で試験内容や合格基準は違う?

警視庁の公開案内に示されている種目は腕立て伏せ・バーピーテスト・上体起こし・反復横跳びです。男女別の合格記録や配点は記載されていないため、「女性の方が何回少なくてよい」とは言えません。

体力試験だけが原因で不合格になることはある?

公開情報から個別の不合格理由を体力検査だけに特定することはできません。警視庁は第1次・第2次試験の結果を総合的に判定すると案内しています。体力検査と面接など、各科目を準備しましょう。

体力検査の結果はいつ分かる?

警視庁の案内では、最終試験結果は第2次試験の後に本人へ通知されます。体力検査だけの点数・個別の合否通知は公開案内からは確認できません。通知方法と時期は自分の受験回の案内を確認してください。

体力試験にはどんな靴・服装で行けばよい?

服装や運動靴の指定は、受験者に届く第2次試験の案内を優先してください。運動着・室内用シューズ・着替えの要否や集合時の服装を、案内に沿って確認しましょう。

警視庁に合格したいなら体力試験以外にも対策が必要

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警視庁の体力試験は、正しい種目理解と継続的な練習によって対策できます。

腕立て伏せ、バーピーテスト、上体起こし、反復横跳びを一通り練習し、苦手種目を重点的に改善していきましょう。

合格回数や足切りの数値は警視庁から公表されていないため、「この回数なら必ず大丈夫」とは言えません。受験案内を確認し、練習と休息のバランスを取りながら4種目に備えてください。

警志塾では、警視庁の二次試験に向けて、体力試験の対策方針だけでなく、面接カードの作成、志望動機の整理、模擬面接、深掘り質問への対策をサポートしています。

警視庁OBの視点をもとに、本番で不安になりやすい部分を確認できるため、独学では気づきにくい改善点も整理できます。

「体力試験は不安だけど、面接対策も何から始めればいいかわからない」、「警視庁に特化した二次試験対策を受けたい」と感じている方は、早めに警志塾へご相談ください。

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警視庁に合格したいなら体力試験以外にも対策が必要 あわせて読みたい 警視庁の身体検査で落ちることはある?検査項目と確認すべきポイントを解説
安齋 海社(警志塾 講師/元警視庁警察官)

この記事の監修者

安齋 海社警志塾 講師/元警視庁警察官

2015年に警視庁警察学校へ入校し、卒業後は三田警察署に配属。2018年から警視庁警備部機動隊に所属し、2020年に退職。現在は警視庁採用試験に特化したオンライン予備校「警志塾」で、面接対策を中心に受験指導を行っています。記事は警視庁・警察庁の公式発表をもとに作成し、制度変更にあわせて更新しています。

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