一般的な都道府県警察官になるには、志望する都道府県警察の採用試験を受け、最終合格後の採用手続きを経て警察官として採用されます。採用後は給与を受けながら警察学校で初任教養を受け、その後、警察署などに配属されます。
受験資格、試験科目、採用時期、警察学校の期間は、警察本部と年度によって異なります。まず志望先を決め、公式採用ページで最新の試験案内を確認することが出発点です。
この記事の対象:全国の都道府県警察官を目指す人(警視庁は具体例として掲載)
情報確認日:2026年9月16日
情報の区別:制度は官公庁の公式情報を優先し、学習の進め方は「警志塾の対策アドバイス」として分けています。
警視庁の当年度の日程・受験資格・採用予定人員を確認したい人は、令和8年度・令和9年度前倒しの警視庁警察官採用試験をご覧ください。
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警察官になるまでの流れ

都道府県警察官を目指す場合の基本的な流れは、次のとおりです。
- 志望する都道府県警察を決める
- 公式採用ページで受験資格、日程、科目を確認する
- 受付期間内に申し込む
- 第1次試験を受ける
- 第1次合格後、面接・身体・体力検査等を受ける
- 最終合格後、資格確認や意向確認などの採用手続きを行う
- 警察官として採用され、警察学校で初任教養を受ける
- 警察学校卒業後、警察署などへ配属される
採用試験の最終合格は重要な節目ですが、最終合格した瞬間に警察学校を卒業した警察官になるわけではありません。採用手続を経て警察官として採用され、その後に警察学校で必要な知識・技能を学びます。
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」も、都道府県警察官は採用試験に合格する必要があり、新たに採用された警察官が都道府県警察学校で教育訓練を受け、卒業後はまず警察署に配置される流れを案内しています。警察官(都道府県警察)の就業方法(job tag)
▶ 動画「【完全ガイド】警視庁警察官になる方法を解説」で分かること
- 警察官になるまでの道のりと、目指すべき人の特徴
- 受験までの道のりと、勉強が苦手な人の勉強法
- 面接試験の考え方と合格後の過ごし方
警志塾YouTubeより。元警察官の講師が解説しています。
警察学校は採用後
警察学校は、受験前に自費で通って卒業資格を取る学校ではありません。都道府県警察の採用者が、警察官として必要な倫理、法学、実務、逮捕術などの教育訓練を受ける場です。
警視庁の例では、警察学校への入校が採用時点であり、その日から給与が支給されます。令和8年度案内では、初任教養期間はⅠ類6か月、Ⅲ類10か月です。期間やカリキュラムは警察本部・採用区分によって異なるため、全国一律に「全員6か月」または「全員10か月」とは言えません。
警察庁の令和7年警察白書は、都道府県警察の警察学校などで、採用時・昇任時の教育訓練や、専門知識・技能を習得するための教育訓練を行っていると説明しています。警察白書「警察学校における教育訓練」(警察庁)
警視庁の学校生活は、警察学校の生活・訓練でも詳しく解説しています。

どの警察組織へ応募するか
「警察の仕事」と呼ばれていても、都道府県警察、警察庁、皇宮警察本部では、採用主体と試験が異なります。
| 志望先 | 位置付け | 主な仕事 | 主な採用ルート |
|---|---|---|---|
| 都道府県警察 | 各都道府県の警察。東京都は警視庁 | 地域、生活安全、刑事、交通、警備など、都道府県内の警察活動 | 各都道府県警察官採用試験 |
| 警察庁 | 国家公安委員会の管理下にある国の警察行政機関 | 制度の企画、全国警察の指導・調整、広域犯罪への態勢、犯罪鑑識・統計など | 国家公務員採用試験等の区分ごとの採用 |
| 皇宮警察本部 | 警察庁の附属機関 | 皇族の護衛、皇居・御所等の警備など | 皇宮護衛官採用試験等 |
交番、警察署、刑事・交通・生活安全などの現場で働く都道府県警察官を目指すなら、働きたい都道府県警察の採用試験へ申し込みます。東京都の都道府県警察が警視庁です。
警察庁職員を目指す場合は、都道府県警察官採用試験とは別です。警察庁には総合職、一般職、技術職など複数の採用区分があるため、警察庁の採用情報で希望する職種のルートを確認してください。
皇宮護衛官も警視庁の独自採用ではありません。国家公務員の皇宮護衛官採用試験など、別の案内に従って申し込みます。皇宮警察本部の採用試験
組織と役割の違いは、警視庁・警察庁・公安の違いも参考にしてください。
警察官採用試験の受験資格

受験資格は全国一律ではありません。志望する警察本部と受験年度によって、年齢、学歴区分、国籍、欠格事項、身体に関する基準などが異なります。
公式案内で確認する6項目
- 年齢・生年月日:受験年度に指定された生年月日の範囲に入るか
- 学歴・学力区分:卒業・卒業見込みが必要か、「卒業程度の学力」でも受験できるか
- 国籍・欠格事項:日本国籍や地方公務員法等に基づく条件を満たすか
- 身体検査の基準:視力、色覚・聴力、運動機能、疾患など
- 試験回ごとの制限:卒業見込み者が受けられる回、併願できない区分など
- 申込方法と必要書類:受付期間、写真、資格経歴の証明書類など
「昨年度も同じだった」「別の県警では受けられた」という情報だけで判断せず、受験する年度の公式案内を確認してください。
特別な資格や運転免許は必要か
都道府県警察官になるために、全国共通で事前取得が義務付けられた民間資格があるわけではありません。ただし、募集区分や警察本部によって条件が異なる可能性があります。
警視庁の現行FAQでは、警察官Ⅰ・Ⅲ類の受験にあらかじめ必要な資格・免許はなく、運転免許も受験資格ではないと案内しています。一方、保有資格やスポーツ経験などは「資格経歴等の評定」の対象になることがあります。採用FAQ「必要な資格や免許」(警視庁)
社会人からでも警察官を目指せる
社会人経験者も、一般の採用試験で年齢・学力等の要件を満たせば受験できます。また、民間企業等での職務経験を要件にした社会人・経験者向け区分を設ける警察本部もあります。
ただし、必要な職務経験年数、対象年齢、試験科目は募集ごとに異なります。一般区分と経験者区分のどちらを受けるかは、試験内容の印象だけで決めず、自分が資格を満たすか、採用後の処遇がどうなるかまで公式案内で比較してください。男女別・男女共通などの募集区分も警察本部と年度によって異なります。
警視庁の場合、令和8年度の一般のⅠ類・Ⅲ類は平成3年4月2日以降に生まれた人が対象なので、30代前半の社会人も受験できます。職務経験者向けの社会人採用選考も別に用意されています。働きながら受験する人は、次の記事で制度と対策を確認してください。


年齢条件を詳しく比較したい人は、警察官採用試験の年齢制限も確認してください。


警察官採用試験のスケジュール

警察官採用試験は、多くの警察本部で年に複数回行われます。春から初夏にかけての回と、秋の回を設ける本部が多く、第1次試験の数週間から2か月ほど後に第2次試験、その後に最終合格発表という流れです。日程は警察本部ごとに違うので、志望先が決まったら申込受付期間を最初に押さえてください。
具体例として、警視庁の令和8年度試験と、すでに公表されている令和9年度第1回・前倒し試験の日程をまとめます。採用予定人員は令和8年度が男女あわせて1,450名、令和9年度第1回・前倒しはⅠ類の男性400名程度・女性180名程度です。
| 試験回・類別 | 申込受付期間 | 第1次試験日 | 第2次試験日 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 第1回 Ⅰ類(前倒し) | 令和7年11月17日〜11月28日 | 1月11日(日) | 男性:4月4・5・11・12日 女性:5月9・10・16日 |
| 令和8年度 第1回 Ⅰ類・Ⅲ類 | 2月2日〜2月13日 | 3月8日(日) | 男性:4月4・5・11・12日 女性:5月9・10・16日 |
| 令和8年度 第2回 Ⅰ類・Ⅲ類 | 8月3日〜8月12日 | 9月6日(日) | 男性:9月26日、10月3・4日 女性:9月27日、10月10・11日 |
| 令和9年度 第1回・前倒し Ⅰ類 | 令和8年11月2日〜11月27日 | 令和9年1月10日(日) | 4〜5月頃(12月頃に公表予定) |
令和8年度の第1回Ⅲ類は高校既卒者と高校卒業程度の学力がある人が対象で、令和9年3月に高校を卒業する見込みの人は第2回だけを受験できます。第1回・前倒し試験はⅠ類のみで、大学3年生相当の年齢から受けられ、筆記はSPI3と論文です。
これから準備を始める人にとって、直近の警視庁の試験は令和9年度第1回・前倒し(申込は令和8年11月2日から)です。令和9年度の通常回の日程は、公表され次第、警視庁採用サイトで確認してください。
警視庁には、男性警察官を対象に、地元の道県で警視庁の採用試験を受けられる「共同試験」もあります。東京まで出向かずに受験できる制度なので、地方から警視庁を目指す人は仕組みと日程を確認しておきましょう。
警察官になるのに男女で違いはある?

筆記試験・論作文・面接の内容は、男女で変わりません。違いが出るのは、採用予定人員の枠と第2次試験の日程です。警視庁の令和8年度試験を例に見ていきます。
採用予定人員は男女別に決まっている
警視庁は男性警察官と女性警察官を分けて募集しています。令和8年度の採用予定人員は、男性1,020名(Ⅰ類720名・Ⅲ類300名)、女性430名(Ⅰ類300名・Ⅲ類130名)です。倍率も男女別に公表されるので、自分が受ける区分の数字を見てください。男女を分けずに募集する警察本部もあるため、志望先の試験案内で募集区分を確認しましょう。
第2次試験は男女別の日程で行われる
第1次試験は男女同じ日ですが、身体検査と体力検査がある第2次試験は男女で日程が分かれます。令和8年度第2回の警視庁は、男性が9月26日・10月3日・4日、女性が9月27日・10月10日・11日のうち指定された1日です。女性の受験者は女性だけの日程で受けるので、落ち着いて臨めます。
身体検査の基準は男女共通
令和8年度の警視庁の身体検査は、視力(裸眼で両眼とも0.6以上、または矯正で両眼とも1.0以上)、色覚・聴力、疾患、運動機能を確認します。基準は男女共通で、性別ごとの数値基準は設けられていません。体力検査の種目は腕立て伏せ、バーピーテスト、上体起こし、反復横跳びです。
女性警察官の仕事内容や働き方、受験準備は次の記事で詳しく解説しています。

高卒と大卒の違い

高卒でも警察官を目指せます。多くの警察本部では、大学卒業程度と高校卒業程度の区分を設けていますが、名称は「Ⅰ類・Ⅲ類」「A・B」など警察本部によって異なります。
主な違い
| 比較項目 | 大学卒業程度区分 | 高校卒業程度区分 |
|---|---|---|
| 受験資格 | 大学卒業・見込み、または大学卒業程度の学力など | 高校卒業・見込み、または高校卒業程度の学力など |
| 筆記の水準 | 大学卒業程度 | 高校卒業程度 |
| 論作文 | 論文として実施する例がある | 作文として実施する例がある |
| 警察学校 | 区分により初任教養期間が異なる場合がある | 同左 |
| 初任給 | 採用区分、学歴、職歴等により異なる | 同左 |
大卒程度区分の「程度」は、実際の大学卒業を必須としない場合があります。たとえば警視庁Ⅰ類は、大学卒業・見込みのほか、年齢条件を満たして大学卒業程度の学力を有する人も受験できます。反対に、警察本部によっては学歴要件が異なるため、志望先の案内が最終基準です。
警視庁の令和8年度を例にした違い
警視庁では、Ⅰ類・Ⅲ類とも、通常回の筆記で教養試験またはSPI3を選択できます。違いはSPI3の種類、論文/作文、初任教養期間、初任給などです。
| 項目 | Ⅰ類 | Ⅲ類 |
|---|---|---|
| SPI3 | GAT-U・70題・70分 | GAT-H・90〜95題・70分 |
| 論作文 | 論文1題・60分 | 作文1題・60分 |
| 初任教養 | 6か月 | 10か月 |
| 初任給の公表例 | 321,900円 | 279,400円 |
初任給は令和8年度採用ページに掲載された額で、給料月額に地域手当20%を加え、100円未満を切り捨てたものです。掲載ページでは2025年4月1日時点の額とされており、採用前の給与改定等で変わる場合があります。高卒・大卒の違いを「SPIだけ」と捉えず、受験資格、試験水準、初任教養、給与まで確認しましょう。

警察官採用試験の一般的な内容

都道府県警察官採用試験は、第1次で基礎能力や文章力等を確認し、第2次で人物、身体、体力、適性等を確認する構成が一般的です。ただし、科目名、問題数、時間、検査種目は警察本部・年度・区分によって異なります。
第1次試験で行われることが多いもの
- 教養試験、基礎能力検査、SPI等の択一式試験
- 論文または作文
- 適性検査
- 資格・経歴の評定
- 区分によって専門試験
教養試験の出題分野を全国共通と決めつけることはできません。SPIを導入している警察本部でも、テストの種類や実施方式が同じとは限りません。必ず志望先の試験案内と問題例を確認してください。
警視庁の令和8年度試験では、教養試験は五肢択一式30題・1時間10分です。知能分野は文章理解、判断推理、数的処理、資料解釈、図形判断、知識分野は社会科学(政治、社会、法律、経済)、一般科目(国語、英語)、時事問題から出題されます。SPI3はⅠ類がGAT-U(70題)、Ⅲ類がGAT-H(90〜95題)で、どちらも1時間10分。論(作)文は1題・1時間です。
教養試験は、出題数の多い判断推理・数的処理と、範囲を絞りやすい社会科学から固めると得点が安定します。民間就活でSPIに慣れている人はSPI3、公務員試験の勉強を積んできた人は教養試験が向いています。方式ごとに採用予定人員と倍率が分かれるので、申込前に早めに決めましょう。
論作文では「どのような警察官になりたいか」「最近の犯罪情勢をどう考えるか」「警察に求められる取組は何か」といった、警察官としての考え方を問うテーマが中心です。序論・本論・結論の構成で書き、書いた答案は必ず第三者に見てもらってください。一人で進める場合は、1日置いてから読み直すと直すべき点に気づけます。
第2次試験で行われることが多いもの
- 個別面接、集団面接、適性検査などの人物試験
- 視力、色覚・聴力、疾患、運動機能等の身体検査
- 腕立て伏せ、上体起こし、反復横跳びなどの体力検査
身体検査と体力検査は別の検査です。身長・体重の数値基準は、廃止した警察本部と残している警察本部があります。志望先の最新の試験案内で、検査項目と基準を確認してください。
面接では、自己PRや長所・短所に加えて、次のような質問がよく出ます。
- なぜ警察官になりたいのか
- なぜこの警察本部で働きたいのか
- 警察官になることを家族はどう思っているか
- どの部署で働きたいか
- 警察官に必要なものは何だと思うか
答えを暗記するのではなく、自分の経験と志望動機が一本の線でつながるように整理しておくことが大切です。現場を知る人や第三者に模擬面接をしてもらい、受け答えと身だしなみを客観的に確認してください。
体力検査は、満点を取る試験ではなく、職務に必要な体力があるかを見る検査です。警視庁の令和8年度の種目は腕立て伏せ、バーピーテスト、上体起こし、反復横跳び。実際に行われる種目で、少しずつ回数を伸ばしていきましょう。

警視庁を受験する人は、令和8年度・令和9年度前倒しの警視庁警察官採用試験で、現在の科目・問題数・時間を確認できます。
難易度と倍率の見方

警察官採用試験に、全国共通の「普通は5〜10倍」という倍率はありません。倍率は、警察本部、年度、試験回、学力区分、採用方式などによって変わります。
倍率を見るときの確認点
- 分母が申込者数か、実際の受験者数か
- 分子が第1次合格者数か、最終合格者数か
- 大卒程度・高卒程度、試験回、方式が同じか
- 男女別募集か、統合した募集か
- 採用予定人員と最終合格者数を混同していないか
たとえば「受験者数÷最終合格者数」で3.0倍なら、受験者3人に対して最終合格者1人という意味です。ただし、辞退や採用手続があるため、倍率だけで採用の難しさ全体を判断することはできません。
警視庁の男女別倍率(過去3年)
警視庁が公表している最終倍率(受験者数÷最終合格者数)を、男女・類別に並べます。令和7年度からSPI3方式が加わったため、令和7年度は教養試験方式の数字です。
| 区分 | 令和7年度(教養) | 令和6年度 | 令和5年度 |
|---|---|---|---|
| 男性Ⅰ類 | 3.0倍(3,368人/1,105人) | 3.7倍(4,196人/1,128人) | 6.0倍(4,978人/824人) |
| 男性Ⅲ類 | 3.4倍(2,159人/642人) | 5.5倍(1,960人/358人) | 8.0倍(2,173人/272人) |
| 女性Ⅰ類 | 2.7倍(1,278人/474人) | 3.8倍(1,469人/388人) | 5.7倍(1,737人/304人) |
| 女性Ⅲ類 | 3.4倍(813人/238人) | 4.4倍(716人/162人) | 6.0倍(815人/136人) |
令和7年度のSPI3方式は、男性Ⅰ類4.0倍、男性Ⅲ類5.6倍、女性Ⅰ類3.5倍、女性Ⅲ類3.3倍でした。この3年間で倍率は大きく下がっていますが、それでも受験者のおよそ3人に1人しか最終合格できません。倍率が下がった今こそ、準備の差がそのまま結果に出ます。
試験回ごとの日程や受験資格とあわせて確認したい人は、警視庁採用試験の記事をご覧ください。
過去3年の推移や令和8年度の採用予定人員との違いは、警視庁の倍率を年度・区分別に比較した記事で確認できます。
全国の警察本部の倍率を比べたい人は、都道府県別にまとめた次の記事も参考にしてください。


勉強はいつから始めるか

「合格には一律1,000時間必要」という公式基準はありません。必要な期間は、受験科目、現在の得点、論作文や面接の経験、学校・仕事との両立状況によって変わります。
ここからは、公式制度ではなく警志塾の対策アドバイスです。まず志望先の問題例を時間を測って解き、筆記、論作文、面接、体力の現在地を確認してから計画を決めてください。
試験まで12か月ある場合
最初の1か月で志望先と受験区分を決め、出題分野を一覧にします。筆記は基礎分野から積み上げ、月ごとに診断問題を解いて進捗を確認します。警察の仕事研究、時事問題、自己分析を早めに始め、論作文は月1〜2本から書き始めましょう。運動習慣がない人は、急な高強度トレーニングを避け、基礎体力から整えます。
試験まで6か月ある場合
初回診断の結果から、得点に直結する分野へ学習時間を集中させます。週単位で筆記の目標を決め、定期的に本番時間で演習します。論作文は構成・根拠・具体例を確認し、面接は志望動機と経験を一貫して話す練習を始めます。体力検査の種目も公式案内で確認してください。
試験まで3か月の場合
教材を広げすぎず、頻出分野、時間配分、誤答修正を優先します。論作文は本番時間で書き、面接は第三者との模擬練習を増やします。申込期限、必要書類、試験会場、身体検査の基準も早めに確認し、受験できない事務的なミスを防ぎましょう。
より具体的な組み立て方は、警察官採用試験の勉強法も参考にしてください。
独学と予備校・オンライン講座の選び方

学習方法に唯一の正解はありません。筆記だけでなく、最新情報の確認、論作文の添削、面接練習まで含めて、自分で管理できる範囲を見極めましょう。
独学が向いている人
- 公式サイトから日程・制度変更を自分で追える
- 学習計画を立て、毎週見直せる
- 筆記の誤答原因を自分で分析できる
- 論作文の添削者や模擬面接の相手を確保できる
独学は費用を抑えやすく、自分のペースで進められます。一方、制度変更を見落とす、得意分野ばかり学ぶ、論作文や面接を客観視しにくいという課題があります。
予備校・オンライン講座が向いている人
- 受験日から逆算した計画を一人で作るのが難しい
- 質問できる環境や進捗管理が必要
- 論作文の添削や模擬面接を継続して受けたい
- 学校や仕事と両立しながら、学ぶ範囲を絞りたい
比較するときは、料金だけでなく、対象の警察本部、教材の更新日、添削回数、面接指導、質問対応、解約・返金条件まで見てください。自分の志望先に合った指導を受けられるかどうかが、いちばんの判断基準です。
警志塾について
警志塾は、警視庁警察官採用試験に特化したオンライン予備校です。元警視庁警察官の講師が、筆記の学習計画から論作文、面接まで、警視庁の試験に合わせて指導します。コースは個別スタンダードコースと個別プレミアムコースの2つです。内容と料金は各コースのページでご覧ください。
よくある質問
- 高卒でも警察官になれますか?
-
高校卒業程度を対象とする採用区分があります。区分名、年齢、卒業・学力条件は警察本部と年度によって異なるため、志望先の最新試験案内を確認してください。
- 大学を卒業しないと警察官になれませんか?
-
大学卒業は全国一律の必須条件ではありません。高校卒業程度区分のほか、大学卒業程度区分でも、実際の大学卒業ではなく「大学卒業程度の学力」を条件にする例があります。
- 警察学校は採用前ですか?
-
警察学校の初任教養は採用後です。警視庁では警察学校入校が採用時点で、その日から給与が支給されます。期間や運用は警察本部・採用区分によって異なります。
- 皇宮護衛官も警視庁採用ですか?
-
皇宮護衛官は国家公務員で、警視庁警察官とは別の採用試験を受けます。年度ごとの大卒程度・高卒程度試験等は、皇宮警察本部と人事院の公式案内で確認してください。
- 警察官になるには何歳までですか?
-
年齢の上限は警察本部ごとに決められています。警視庁の令和8年度試験は平成3年4月2日以降に生まれた人が対象で、30代半ばまで受験の機会があります。志望先の試験案内で、対象となる生年月日を確認してください。
- 警察官として現場に出るまで、どのくらいかかりますか?
-
警視庁の場合、最終合格者は原則として翌年4月1日以降に順次採用され、警察学校でⅠ類は6か月、Ⅲ類は10か月の初任教養を受けてから警察署に配属されます。受験勉強の期間を含めると、準備を始めてから現場に出るまで1年半から2年ほどを見ておくとよいでしょう。
まとめ
都道府県警察官になる基本ルートは、志望先を決め、採用試験を受け、最終合格後の採用手続きを経て採用され、警察学校で初任教養を受けて配属される流れです。
ただし、年齢、学歴・学力条件、試験科目、身体検査、採用時期、警察学校の期間は全国一律ではありません。最初に志望する警察本部の公式採用ページを確認し、自分が受けられる区分と試験日から準備を逆算しましょう。
警視庁を志望する人は、令和8年度・令和9年度前倒しの警視庁警察官採用試験で最新日程を確認できます。仕事内容を先に知りたい人は警察官の仕事内容、働き方を知りたい人は警察官の非番・週休・勤務形態、女性の働き方や受験情報は女性警察官を目指す人向けガイドも参考にしてください。
一次情報・参考リンク
- 警察のしくみ(警察庁)
- 警察庁 採用情報
- 令和7年警察白書「警察の体制・教育訓練」
- 皇宮警察本部 採用試験
- 警察官(都道府県警察)(厚生労働省 job tag)
- 警視庁 警察官(Ⅰ・Ⅲ類)
- 警視庁 令和9年度の警察官採用試験について
- 警視庁 採用FAQ
- 警視庁警察学校
自分に合う進め方を確認したい方へ
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現在の状況と目標を伺い、勉強方法・開始時期・受験までの進め方を一緒に確認します。相談内容は持ち帰って検討できます。
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